ユーザースクリプトとは?
ブラウザの機能拡張(拡張機能)のアプリを使用し、あらかじめ登録しておくJavaScriptコード(プログラム)で、目的のサイト/Webページを開いたときに自動的に実行させるものです
他人の作成したJavaScriptの実行は一定のリスクを伴います
こちらで配布しているユーザースクリプトは情報の扱いに対しては安全ですが、ご不安な場合はご利用をお控えください
一般的なユーザースクリプトを使用するまでの流れ
端末やブラウザに依存しない、一般的な流れは以下となります
1. ブラウザへ拡張機能のインストール
ユーザースクリプトを実行することができるブラウザ拡張機能(*)をインストールします。
このため、スマホ版Chrome等、拡張機能のインストールに対応していないブラウザでは使用できません
ユーザースクリプトを使用するための拡張機能はいくつかありますが、PC用ブラウザでは Tampermonkey が有名です。iPhone用SafariではUserscriptsというアプリがあります。
(*) ブラウザ拡張機能はブラウザによって機能拡張(Safari)・アドオン(Firefox)などの名前で呼ばれています
2. 個別のユーザースクリプトの入手・登録
ユーザースクリプト用の拡張機能へ、個々の目的に作られたユーザースクリプトを登録します。
登録方法はいくつかありますが、ユーザースクリプトをWebサイトからダウンロードし、それを拡張機能から選択して登録、あるいは指定フォルダに格納するなどの方法があります(拡張機能によって方法は異なります)
3. ユーザースクリプトを有効にする(必要な場合に初回のみ)
拡張機能の設定によっては、ユーザースクリプトの有効化のために個別に許可が必要な場合がありますので、有効にします
iPhone Safariでのユーザースクリプトを使用するまでの流れ
iPhone版Safariを使用する場合の流れは以下となります
1. 機能拡張アプリ(Userscripts)のインストール (初回のみ)
ユーザースクリプトを実行することができる専用のアプリケーションをインスト-ルします。
アプリケーションはSafariの場合はブラウザの機Userscripts能拡張として提供されています。
ここでは「Userscripts」という無料のアプリケーションを使用します
2. 機能拡張アプリ(Userscripts)の基本設定 (初回のみ)
機能拡張を使用するには、Safari側設定で機能拡張を有効にし、使用を許可する対象について選択します。(確認が必要か不要かなども含む)
また、機能拡張アプリが参照するユーザースクリプトの保管場所を指定します
3. 個別のユーザースクリプトの登録
機能拡張アプリ(Userscripts)へ、個々の目的に作られたユーザースクリプトを登録します。
ユーザースクリプトはWebサイトからダウンロードし、iPhone内のファイルフォルダで管理します
4. ユーザースクリプトを有効にする
ユーザースクリプトを実行させる目的のページを開き、機能拡張アプリの実行を許可します(初回のみ)
以降、ページを開く度に、毎回ユーザースクリプトは自動的に実行されます。
iPhone Safariでの機能拡張アプリの導入から
ユーザースクリプトの有効化までの手順(画面付き)
ここでは「iPhone黒エラー対策」ユーザースクリプトを例に手順を記載しています
※画像はタップすると拡大します
暫定で作成したページのため、現在はスマホ向けのみに正しく見えるようにレイアウトしております。
PCでは若干レイアウトが崩れたように見えますので、その場合はウィンドウを狭める等対応ください。
機能拡張アプリ(Userscripts)のインストール
(初回のみ)
- AppStoreから機能拡張アプリのインストール
iPhoneの「設定」から「Safari」を開きます (画像省略)
「機能拡張」をタップします
「機能拡張を追加」をタップします
検索から「Userscripts」アプリを探し「入手」をタップします
ダウンロードとインストールが行われます
機能拡張アプリ(Userscripts)の基本設定
(初回のみ)
- フォルダの作成
このフォルダは個々の機能のユーザースクリプトを保管する場所になります。
iCloud Driveでなくても問題はありませんが、一般的な手順としてiCloud Driveを使用するため、ここでもiCloud Driveを指定しています。
インストール後のAppStore画面の「開く」をタップします
(AppStoreを閉じた場合は、ホーム画面のアイコンから起動できます)
「Set Userscripts Directory」をタップします
「ブラウズ」から「iCloud Drive」をタップします
右上の「…」をタップします
「新規フォルダ」をタップします
この時、フォルダの名前は分かりやすく自由に付けてかまいません。
ここでは「UserScripts」としています
※日本語を使用するとアプリ側の表示はURLコンコードされた文字で表示されます
フォルダが作成されたことを確認します
- フォルダを選択
作成したフォルダをタップし、そのフォルダ内にいることを確認し、「開く」をタップします
アプリ画面に戻り、「CURRENT DIRECTORY」の末尾に先ほど作成、選択したフォルダ名が記載されていることを確認します
※日本語を使用するとURLコンコードされた文字で表示されます
- Safari側の機能拡張の設定
再度iPhoneの「設定」→「Safari」を開き、「機能拡張」から「Userscripts」をタップします
「機能拡張を許可」は必ずONにします
プライベート(シークレット)モードでも有効にする場合は「プライベートブラウズで許可」もONにします
「すべてのWebサイト」をタップし「確認」に変更して「戻る」をタップします
※確認(基本的に1度だけ)が面倒であれば「許可」でも良いですが、安全性を考え推奨されません
個別のユーザースクリプトの登録
(新しいユーザースクリプトを追加する度に1度だけ)
- 目的のユーザースクリプトをダウンロード
ここでは、ユーザースクリプトをダウンロードし、機能拡張アプリ(Userscript)の管理するフォルダへ移動します
本サイトのユーザースクリプト配布ページのユーザースクリプト一覧からこの例では「iPhone黒エラー対策」の「ダウンロード」ボタンをタップ
「ダウンロードしますか?」の確認に対して「ダウンロード」をタップします
左下の「ぁあ」をタップし、メニューから「ダウンロード」をタップします
ダウンロードしたファイルが表示されるので検索アイコンをタップします
ダウンロードフォルダが開くので、ダウンロードしたファイルをロングタップ(長押し)します
メニューから「移動」をタップします
「iCloud Drive」内の「UserScripts」(設定時に作成したフォルダ)をタップします
右上の「移動」をタップします
※ダウンロード先がiPhone内フォルダだった場合は「コピー」になりますが、作成したフォルダにファイルがあれば問題ありません
ファイルが表示され、移動されたことを確認します
ユーザースクリプトを有効にする
(新しいユーザースクリプト追加する度に1度だけ)
- ユーザースクリプトの有効化
まず使用する目的のページ(この例ではホテルの空室検索をしたあとのページ)を開きます(検索内容は何でもかまいません)
※ユーザースクリプトには、どのURLで有効にするか個別に指定されています
指定したURL以外では動作しないようになっています
「ぁあ」をタップしメニューから「Userscripts」をタップします
「常に許可...」または「1日だけ許可」をタップします
注意: この警告文は、ユーザースクリプトにそのようなことが可能となる権限を与えるという意味になります。悪意のあるユーザースクリプトを使用するとページ内容の書き換えや情報の取得がされる可能性があるため、十分ご注意ください
「常に許可」の場合「このWebサイトで常に許可」をタップします
Userscriptsのエリアに目的のユーザースクリプト(この例では「黒エラー対策」が表示されていることを確認し、青いラジオボタンをONにします
ONにしたら「完了」をタップして閉じます
以上で、目的のユーザースクリプトの有効化まで完了です
以後は、Userscript機能拡張が有効となっていて、目的のユーザースクリプトがサイトで許可されている間はページを表示するたびに有効になります
(補足)ページでユーザースクリプトが動作しているかの確認方法
ユーザースクリプトは、使用者側での許可/有効化設定のほか、ユーザースクリプト側で指定されたURLに一致するページでのみ動作します
ここでは今のページでユーザースクリプトが動作しているかを確認する方法を記載しています
「サイト」で「機能拡張アプリ」が許可され使用可能になっている場合は、アドレスバー横にパズルアイコン(機能拡張アイコン)が表示されます
※これは他の機能拡張アプリも対象となるため必ずしも「Userscript」が有効になっているとは限りません
「ぁあ」をタップし、「Userscripts」をタップします
ユーザースクリプト名が表示され、右上の青いラジオボタンがONになっていれば「そのページ」ではユーザースクリプトが動作している、ということを示しています
「そのページ」でユーザースクリプトが動作していない場合、このように「No matched userscripts」という表示になります
(補足)ユーザースクリプトの更新(バージョンアップ)方法
ユーザースクリプトの機能追加や、細かい修正などがあった場合、新しいバージョンがダウンロード可能になります
ここでは導入済みのユーザースクリプトの更新方法を記載します
「ぁあ」をタップし、「Userscripts」をタップします
ダウンロードアイコンをタップします
「Check Updates」をタップします
新しいバージョンに更新可能な場合は、この画面のように対象のユーザースクリプトと、「Update」「Update All」の表示がされます
更新する場合はユーザースクリプト横の「Update」または、画面の「Update All」をタップしてください